課程・専攻
【重要なお知らせ】令和7年度入学生から専攻名称が変更となります。詳しくはこちら
機械専攻
マシニングセンタによる機械加工 自動化機器の製作実習 CAD/CAM実習 金属薄板の深絞り成形試験 精密加工実習の成果物(スライダクランク機構) 農業用上肢アシストスーツ(卒業研究)
日本の機械技術は、自動車、家電、ロボット、航空機などの産業分野、および工作機械や金型などの基盤技術の分野において世界最先端であり、ものづくり立国 「日本」を支えています。グローバル化が進む今日、国際競争力に優れた機械技術の開発・発展が必要であり、明日の技術を創造し、発展・伝達していく人材が 望まれています。
機械専攻では、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学を基礎とし、そのうえで生産技術に関わる材料、設計、加工、計測、生産システム、メカトロニクス、制御、保全、管理等の分野について、講義・演習・実験・実習を体系的に組み合わせたカリキュラムを提供します。機械工学に関する技能の習得や現象の実験的・ 理論的な解明を通じて、幅広い問題解決能力を養い、さらに新製品とその生産方法を自ら創案できる設計・生産能力の基礎を習得することで、産業界が望む実践力と、生産現場で指導的役割を担うことのできる能力を兼ね備えた技術者を育成します。
学べるポイント!
- 機械専攻の学生として必要な基礎を徹底的に学びます。
- 充実した実習設備で専門的なものづくりに関する技術・技能を身に付けます。
- 製造現場を模したカリキュラムで、実践的な技能・技術を身に付けます。
- 専攻を越えた幅広い知識と現場を管理するマネジメント力や指導力を身に付けます。
- 職業能力開発促進法に基づいて、卒業時に行われる「技能照査」により技能の質を保証します。(合格者には「技能士補」の称号を付与します。)
取得を目指す技能士
- 2級技能士(機械系に関する職種[以下、1級も同様]、在学中に受検資格)
- 1級技能士(技能士補の実務経験2年で学科免除、卒業後実務経験1年で受検資格)
取得可能な資格・免許
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技能士補
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職業訓練指導員免許
(機械科、溶接科、塑性加工科、メカトロニクス科、熱処理科) -
一級・二級機械設計技術者※(卒業後受験資格)
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アーク溶接特別教育修了証
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ガス溶接技能講習修了証
( 東京労働局登録教習機関安第296号 登録機関満了日令和10年3月27日)
※卒業時に受験資格を得られる資格や卒業後実務経験を経て受験資格を得られる資格
機械専攻の紹介動画
【WEBオープンキャンパス】機械専攻
【機械専攻】授業紹介「CAD CAM実習 2年生」
【機械専攻】授業紹介「自動化機器課題制作実習 3年生」
You Tube
授業や学生生活などの情報が掲載されています⇒PTUチャンネルへ
(外部サイトへリンクします)
専攻主任からのメッセージ - 垣本 映 教授

次世代のものづくりを支える
機械技術者を目指して
機械工学は、ものづくりの基盤となる技術です。
自動車やロボットなどの機械やそれらの部品をつくるためには、
材料、設計、解析、加工、生産、制御などの機械技術が不可欠です。機械技術の歴史は古く、4回の産業革命を経て現在に至るまで常に進化を続けています。ディジタル化社会においても実体のある機械装置の重要性は変わらず、情報技術を活用した新しい機械、新しいものづくりが提案されています。
機械専攻では、実際にものづくりができるための技能・技術と、それらを人に教えることができる能力を身に付けるためのカリキュラムを用意しています。皆さんには、将来の技術革新にも十分対応できる応用力や問題解決能力を身に付け、次世代のものづくりを担う人材になっていただくことを期待しています。
カリキュラム
多くの実験・実習と充実した機器を用いて実践的な科学・技術・技能を学びます
機械専攻では、まず機械工学全般の基礎を学び、そのうえで機械設計技術、加工技術、測定技術など、ものづくりに関する基盤技術を中心とし、NC工作機械、FAシステムやロボットに必須の計測・制御、自動化技術などを学びます。これらを講義だけでなく、豊富な実験・実習により実践的な技能・技術とともに身に付けます。
さらに、グループによる総合的な課題実習を通じて、生産現場に必要な応用力や問題解決能力を身に付け、また卒業研究により、ものづくりに関する実験や理論的な評価・検証を行うことで、問題解決能力へと通じる論理的思考をできるようになります。
機械専攻研究ユニット紹介
ユニット名 | 概要 |
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機械設計ユニット | 機械設計ユニットは、「イメージを形にするものづくり」をテーマに、機械系ものづくり分野で基礎となる機械設計や加工技術に関する研究テーマに取組むユニットです。 |
機械加工ユニット |
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NC・CAMユニット |
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機械保全ユニット |
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塑性加工ユニット |
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溶接ユニット |
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メカトロニクスユニット |
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GX能力開発ユニット | 脱炭素とは,地球温暖化の原因である二酸化炭素などの温室効果ガスを植物による吸収によって実質排出量ゼロにする取り組みのことです。これを単なる環境問題対策とするのではなく,経済成長のチャンスと捉え,産業競争力の向上とあわせて経済社会システムを変革していくのがGX(グリーントランスフォーメーション)です。今後,国や企業が中心となり,様々な分野でGXが進められることでしょう。私たちのユニットでは,機械,電気,電子情報および建築の各分野においてGX推進に必要な知識,技術,技能を明らかにし,GX人材のための効果的な育成プログラムを開発するための調査・研究を行っています。 |
機械環境エネルギーユニット |
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福祉工学ユニット | 高齢社会の急速な進展に伴い、心身の機能が低下した高齢者や心身障がい者の自立を促進し、生活の質(QOL:Quality of Life)向上のための福祉用具の開発が求められています。また、福祉分野は「新成長戦略」の1つとして位置づけられており、ライフ・イノベーションの目的実現に向けて、高齢者や障がい者に関する研究開発と福祉関連に携わるものづくり人材の育成は重要となっています。 |