
- (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 宮城職業能力開発促進センター
テクノインストラクター - 岩田 章吾さん
学生生活の4年間は、今思うとあっという間だったように感じます。しかし、職業大に入学する前には知らなかった専門用語、やったことのなかった技能・技術が、卒業する頃には当たり前のように身に付いています。進路を決めていない方には、先生の目の行き届く小人数教育と実践的な実験・実習の多い職業大を是非お勧めします。また、職業大のある小平市は立地も良く、とても住みやすい街です。

職業能力開発総合大学校(PTU : The Polytechnic University of Japan)は、
テクノインストラクターの養成・研修を行う、
我が国における職業訓練の中核的な機関です。


全国の職業能力開発大学校応用課程、工科系大学を卒業後、
指導員養成課程を経て職業訓練指導員免許を取得するルート

卒業後すぐに高齢・障害・求職者雇用支援機構に職業訓練指導員候補者として採用後、
在職のまま指導員養成課程に入学・修了して職業訓練指導員免許を取得するルート

職業大総合課程へ進学後、3年次に指導員養成課程を履修し、
卒業と同時に職業訓練指導員免許を取得するルート



学生生活の4年間は、今思うとあっという間だったように感じます。しかし、職業大に入学する前には知らなかった専門用語、やったことのなかった技能・技術が、卒業する頃には当たり前のように身に付いています。進路を決めていない方には、先生の目の行き届く小人数教育と実践的な実験・実習の多い職業大を是非お勧めします。また、職業大のある小平市は立地も良く、とても住みやすい街です。
学生生活の4年間は、今思うとあっという間だったように感じます。しかし、職業大に入学する前には知らなかった専門用語、やったことのなかった技能・技術が、卒業する頃には当たり前のように身に付いています。進路を決めていない方には、先生の目の行き届く小人数教育と実践的な実験・実習の多い職業大を是非お勧めします。また、職業大のある小平市は立地も良く、とても住みやすい街です。

国公立大学と同じ学費で専門的な技術と技能を身につけたい方には、職業大は最適な場所だと思います。キャンパスも都心に近く、他大学との交流や就職活動がしやすい環境です。また、テクノインストラクターになる道もあり、将来の具体的ビジョンも考えることができます。勉強で忙しい受験生の方にも息抜きとして、ぜひオープンキャンパスに足を運んでもらい、職業大の魅力を肌で感じて頂きたいです。
国公立大学と同じ学費で専門的な技術と技能を身につけたい方には、職業大は最適な場所だと思います。キャンパスも都心に近く、他大学との交流や就職活動がしやすい環境です。また、テクノインストラクターになる道もあり、将来の具体的ビジョンも考えることができます。勉強で忙しい受験生の方にも息抜きとして、ぜひオープンキャンパスに足を運んでもらい、職業大の魅力を肌で感じて頂きたいです。

職業能力開発総合大学校長

デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)の進展に伴い、要求される職業能力も大きく変化しています。加えて人生100年時代と言われる中では、「学び直し」の機会や必要性が必然的に高まり、職業教育(訓練)の重要性が飛躍的に増しています。これに対応するには、産業界や地域のニーズの変化を適切に把握・反映したタイムリーな職業訓練のコース開発、訓練カリキュラム、指導方法等の確立、整備、検証を行う必要があります。そして何より、様々な対象者に対して開発された訓練カリキュラムを的確に実施できる職業訓練指導員、すなわち「テクノインストラクター」の育成が求められているところです。
職業能力開発総合大学校(英文名称、The Polytechnic University of Japan:略称PTU)は、日本で唯一職業教育に60年の歴史をもち、職業訓練指導員養成の中核拠点として、これからの役割は益々、重要になると考えられます。これを踏まえてPTUでは、新しい時代要請に対応可能なテクノインストラクターの養成に応えるべく、指導員養成訓練の課程を改編し、テクノインストラクター候補者として採用された新卒者等の方、都道府県、民間教育訓練機関、企業等で実務経験を有する方等の多様な経歴の人材に対して、指導能力を付与しテクノインストラクターを安定的に供給することで、我が国の職業訓練の総合的な質の確保をめざしています。
指導員養成訓練の課程は、訓練の目的や仕上がり像に基づき「普通職業訓練の訓練指導が可能なテクノインストラクター」および「高度職業訓練の訓練指導が可能なテクノインストラクター」の養成を目的としたコースへ再編・整理し、さらに職業能力開発研究学域では、ものづくり産業における環境変化が職業能力開発に与える影響に柔軟に対応できる能力の習得をめざし、修了後は、わが国唯一の修士(生産工学)が取得できます。
PTUでは、従来の経験を基礎に、新しい時代の要請に合致するべく幾多の新規養成を含め、充実した指導方針・体制・科目を整備して指導にあたりますので、必ずや多くのテクノインストラクター志願者の要望に確実に対応できると確信しています。今後の日本の経済社会を支えるために、日本の職業訓練に関心のある方々の積極的な志願を大いに期待しています。

機械専攻 2年生
静岡県立沼津西高等学校卒業
前田 ももかさん
Q職業大での生活はどうですか?
A
他大学の工学部と同様、女子が少ないのでさみしいと感じることもありますが、学生寮やサークルなどで他専攻の女子とも知り合うことができました。専攻や学年に関係なく女子会も開催しています。クラスの雰囲気も良く、テスト前はみんなで分からないところを教えあったりしています。また、先生方も分からないことは分かるまで説明してくださったり、実習ではフォローしてくださったりするので、安心して学べる環境だと感じています。
Q受験を考えている方へ
A
職業大の魅力は、就職に強いことです。日ごろの実習等で社会に出て即戦力となる技能・技術を習得することができます。就職活動のときに慌てる必要がないので、安心して大学校生活を送ることができます。また、小人数だからこその良さがたくさんあると思います。職業大は、安心して学べる環境が整っていますよ!
電気専攻 4年生
山梨県立甲府第一高等学校卒業
常盤 真彩さん
Q職業大を選んだ理由は?
A
電気に関する勉強をしていた父に紹介されて職業大を知り、学士が取得できることに魅力を感じ、受験を決めました。また、オープンキャンパスで女性の先輩に話を聞けたことで、学生生活をイメージすることができ、安心して入学を決めることができました。
Q女子学生のキャンパスライフは
どうですか?
A
女子の割合は少ないですが、その分、学年や専攻関係なく女子全員と仲良くなることができます。なんでも相談できるので、とても心強いです。また、実習に関しても、先生方が常に気にかけ、コツを教えてくださったり、クラスのみんなで自主練習をしたりするので、心配する必要はありませんでした。できるようになった時の達成感は格別です。
平成29年度卒業生
愛知県立岡崎西高等学校卒業
就職先:(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構
長谷川 亮さん
Q勉強以外で頑張ったことは何ですか?
A
総合課程の学生全員が会員となっている、学生自治会の活動です。自治会の会計担当役員として、書類の作成や自治会費の回収などを行ってきました。書類の作成方法等は学生課職員の方に、自治会メンバーが中心となって作成するイルミネーションやステージ設営などは先生に相談し、学園祭を成功させることができました。準備は大変でしたが、終わってみると何とも言えない達成感があり、自治会役員をやっていて本当によかったなと思います。
Qテクノインストラクターを
目指したきっかけは?
A
職業大に入学する前から技術等を教えるテクノインストラクターという仕事に興味がありました。人に教えることで自分も学んでいける環境がある職業だと思い、テクノインストラクターを目指しました。4月からは、学ぶべきことは非常に多いですが、職業大の先生方のように、生徒から信頼されるテクノインストラクターになれるよう頑張っていきます。


職業能力開発研究学域
電気専攻
宮崎 翔冴さん
職業能力開発研究学域
電子情報専攻
林 哲矢さん
職業能力開発研究学域
建築専攻
日向 優太さん
職業能力開発研究学域
機械専攻
松本 歩夢さん
職業能力開発研究学域
電子情報専攻
宮本 綾冴さん
宮崎さん
技術者としての専門性だけでなく、教育者としての力も大きく成長させることができたと感じています。私が行う太陽光発電に関する研究では、再生可能エネルギーの技術的課題や最新動向について深く学ぶことができました。文献調査や実験、データ分析を通じて課題解決力が向上し、技術者としての視野も広がったと実感しています。
また、ティーチングアシスタント(TA)活動では実習の補助や講義支援を通じて「教える力」が向上し、技術を伝える難しさと楽しさを実感しました。受講生との関わりを通じて教育者としての視点や責任感も養われ、非常に充実した時間を過ごすことができています。
林さん
これまでは能開大で専門的な技術や技能を学んできましたが、研究学域ではそれらを伝える際の計画法や見せ方などといった指導法を学びました。初めはテクノインストラクターとしてよい支援ができるか不安でしたが、受講を通して徐々にできることが増え自信になっています。
さらに、専門分野の研究やTA活動、学生や外部の方との交流を通じてこれまでとは違う新たな視点を得ることができ、テクノインストラクターとしてだけでなく一人の研究者としても成長を感じています。
日向さん
私の研究は初学者の設計教育と関連があり、初学者である職業大の建築専攻の総合課程生がどのようなことを考えて知識を身に着けているのかを知る機会が多くありました。この経験から初学者に対してより分かりやすい訓練を行えるテクノインストラクターを目指すとともに、研究活動によって初学者の建築知識の習得プロセスや教育効果を明らかにしていきたいと考えています。
松本さん
キャリア支援や指導方法に関する知識を深めながら、個別研究や施設実習などにも取り組んでいます。例えば、研究論文の作成を進める中で、機械分野の応用的な知識を習得できる点に大きな魅力を感じています。教材による学習や指導を受けるだけでなく、論文を読み解く力も養っていることで、指導者として広い視野を持てるようになったと実感しています。
また、先輩や他分野の同期との意見交換を通じて、建築や電子情報の視点からの知識などにも触れ、多角的な学びを得られています。
宮本さん
職業大での研修では、職業訓練の指導技法やキャリアコンサルティングについて深く学ぶことができました。
また施設実習では、実際に指導員業務を担当し、職業大で学んだ知識やスキルを実務で活かす貴重な経験を積むことができました。

宮崎さん
電気技術の面白さをより多くの人に伝えたいという思いからです。電気は日常生活から産業の現場まで幅広く関わっており、その仕組みを知ることで、身の回りのものがどのように動いているのかを理解できるようになります。電気技術を学ぶ中で、理論と実験が結びついた瞬間の面白さや、課題を解決する過程の奥深さに魅力を感じてきました。
このような体験を通じて、電気の世界に興味を持つ人を増やしたいという気持ちが芽生えました。電気技術の魅力を伝えながら、学ぶ人の可能性を引き出すことができるテクノインストラクターという職業に大きなやりがいを感じています。
林さん
私はものづくりの楽しさを伝えられる立場で働きたいと考え、テクノインストラクターを目指しました。工業高校で機械系を、能開大で電子情報系を学び、異なる分野の知識を身に付けてきました。これらの学びを活かし、実践的な指導を通じて人材育成に貢献できる点に魅力を感じました。
日向さん
私は進路を考えていた高校2年生のときに職業大を、それと同時にテクノインストラクターという職業を初めて知りましたが、具体的にどんな業務をするのかを理解していませんでした。総合課程の3年次に行われたインターンシップを通して、テクノインストラクターの業務について多くのことを知り、テクノインストラクターとして働く実感がわくようになりました。その後、自身の進路を考えた際に、技術や技能を指導することで受講生が新たな職業に就き、社会で活躍をするための成長に携わることができるテクノインストラクターを目指そうと思うようになりました。
松本さん
ものづくりを学びたいという思いから高校卒業後に職業大へ進学しました。進路を考える中で、ものづくりを教える専門職であるテクノインストラクターという職業を知り、就職先の選択肢として意識するようになりました。授業を通して機械分野の知識を深めていく中で、現場で指導する先生方の姿に触れる機会が増え、教えることの意義とやりがいに魅力を感じるようになりました。今では自分も技術を伝える立場として成長したいという思いが強まっています。
宮本さん
職業大総合課程3年次に参加した職業訓練施設でのインターンシップです。指導員業務を経験し、職業訓練をすることの楽しさや、受講生の成長を間近でサポートできるやりがいに強く惹かれました。この経験から、今後さらに指導業務に深く携わっていきたいと思いが募り、テクノインストラクターを目指すようになりました。

宮崎さん
私が目指すテクノインストラクターは、電気技術の面白さや奥深さをわかりやすく伝えられる存在です。電気は難しいと感じられがちですが、仕組みを理解することで身近なものの見え方が変わり、学ぶ楽しさにつながります。そうした魅力を伝えることで、技術に対する興味や意欲を引き出せる指導者になりたいと考えています。
また、単に知識を教えるだけでなく、受講生一人ひとりの理解度や背景に寄り添いながら、学びを支える姿勢を大切にしたいです。自分自身も常に学び続ける姿勢を持ち、現場で求められる最新の知識やスキルを柔軟に取り入れながら指導できるよう努めたいと思っています。
林さん
私は学生や訓練生が困っている時、支援を必要としている時に寄り添えるテクノインストラクターになりたいです。そのために、話しかけやすい雰囲気づくりを行い、誠実で丁寧なコミュニケーション能力を身に着けていきたいと思います。そして「この先生の授業をもっと受けたい」と思ってもらえるような関係の中で、ものづくりの楽しさを伝えたいです。
日向さん
建築分野の技術のトレンドを授業に積極的に取り入れて、受講生にとってより役に立つような訓練をすることができるテクノインストラクターになりたいと考えています。テクノインストラクターは、どのような訓練を行えば受講生にとって将来的に役に立ち、就職させることができるのかを考える必要があります。また、現在は時代の移り変わりが早く、新しい技術や技能が次々と生まれ活用されています。そのため、建築分野の技術のトレンドを吸収し、どのような技術や技能がこれから必要なのかを分析することで、時代のニーズに合った教材や授業カリキュラムを作っていきたいと考えています。
松本さん
楽しく学べる訓練を提供できる指導員を目指しています。受講生が興味を持って取り組める環境づくりに力を入れ、現地の方々との交流を通して地域の特色やニーズを把握し、指導に反映させたいと考えています。受講生に身近な事例や根拠を活用するなど、分かりやすさを常に意識しながら技術の習得を支援し、受講生が自信を持って就職できるよう、全力でサポートできるテクノインストラクターとして成長していきたいです。
宮本さん
受講生にとって接しやすく、何でも相談できるような信頼される指導員になりたいと思っています。
また、受講生の学びを最大限引き出せるように、専門知識をかみ砕いて伝えるなど分かりやすい授業をしたいと思っています。
宮崎さん
研究学域は、単に知識を深める場というよりも「技術をどう活かすか」「どう伝えるか」をじっくり考えられる場所だと思います。私自身、研究を通じて、電気技術の可能性や社会とのつながりを実感することができました。研究と聞くと堅いイメージがあるかもしれませんが、実際には自分の興味や疑問を形にしていく、創造的で面白い時間です。
技術の面白さを人に伝えたいという思いがある方には、特におすすめです。自分が感じた「なるほど!」を、誰かに伝えられるようになることは、技術者としても教育者としても大きな力になります。
迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてください。きっと、自分の中にある「技術への思い」が、よりはっきりと見えてくるはずです。