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DX・GX及び第4次産業革命に対応した訓練に係る研修について

DX・GXに対応した指導員研修
「経済財政運営と改革の基本方針2022」においては、「人への投資」をDX(※1)及びGX(※2)に共通する基盤への中核的な投資とする考え方から「職業訓練、生涯教育等への投資により人的資本の蓄積を加速させる」とされており、「デジタル田園都市国家構想基本方針」においては、デジタル推進人材を令和8年度までに230万人育成することとされており、厚生労働省の政策目標としては、同年度までに約13万5千人に対して職業訓練を実施することが示されています。こうした状況を踏まえ、指導員研修においてもDX・GXに対応した研修を以下のとおり整理し、指導員の技能向上に資する訓練を実施していくこととします。

※1 デジタルトランスフォーメーションの略。ビジネス環境の変化に対応し競争上の優位性を確保するため、データやデジタル技術を活用して製品やサービス、ビジネスモデルを変革することをいう。
※2 グリーントランスフォーメーションの略。温室効果ガス排出削減と産業競争力の向上に向けた経済社会システム全体の変革のことをいう。
DX・GXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修)
 DXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修)は「第4次産業革命の技術要素等を活用」及び育成すべき技術者像を対象」の両要件を満たし、生産性向上・業務改善・効率化等に取り組むことができる技能・技術を有する者の育成を目的とした指導員研修です。GXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修)は「環境関連の技術要素等を活用」及び「ものづくり産業における環境関連分野を対象」の両要件を満たし、グリーン成長戦略における成長が期待される分野の技能・技術を有する者の育成を目的とした指導員研修です。
DXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修を除く)
DXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修を除く)はDXに対応した指導員研修(技能・技術実践研修)と同じ整理ができなかったもののうち、DX推進に資する研修を課題別(「デジタル化と新たな生活様式の課題への対応」及び「業務プロセス/ビジネスモデルの課題への対応」)に整理したものです。 
第4次産業革命に対応した訓練に係る職業訓練指導員研修
第4次産業革命の概要
 第4次産業革命(以下「4革」という)の進展に伴い、企業内や企業間においてフィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(デジタル空間)の相互連携が進み、新しい価値を生み出す社会へと変化しています。
ものづくりの現場においても、その実現のため(1)現場(フィジカル空間)にある多様な情報をIoTで収集、(2)データをサイバー空間のクラウドに蓄積、(3)AI等を駆使して分析、(4)分析結果をフィジカル空間にフィードバックする一連のサイクルを構築することが必要です。(図1参照)

図1 4革イメージ図

1 データ収集(センシング・通信・IoT) 2 データ蓄積(クラウドコンピューティング・ビッグデータ) 3 データ分析(AI・シミュレーション・3次元モデリング) 4 データ利活用(ロボット・ドローン・BIM・生産管理システム)
 
求められる職業訓練指導員
 近年、上記1から4のサイクルを回し4革に対応するため、企業の人材ニーズ及び人材育成ニーズにおいてπ型人材のニーズが高まっています※1。そのニーズに対応するためには、職業訓練指導員(以下「指導員」という)もπ型人材を育成することが求められています。なお、4革に対応した指導員におけるπ型人材とは、これまでに培った(A)専門分野の技能・技術に加え、(B)幅広く横断的な知識及び(C)4革対応の技能・技術を兼ね備え、課題を解決できる能力を持った人材のことを表します。(図2参照)

※1 出典:(一社)日本機械工業連合会「平成30年度IoT・AI時代のものづくりと人の役割変化への対応調査研究報告書」

図2 4革に対応するπ型人材
 
 A 専門分野の技能・技術「指導員の技能・技術要素の体系」に示される各専門分野の技能・技術 B 幅広く横断的な知識 複数の専門分野を横断的に捉え課題解決等のために利活用する能力 C 4革対応の技能・技術 4革に対応した職業能力開発を推進するために必要な技能・技術
4革対応におすすめの研修パッケージ
4革への対応に必要な指導員の研修体系
令和6年度 DX・GXに対応した訓練に係る指導員研修コース一覧

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研修課

TEL:042-346-7234
E-Mail:ptu04[$]jeed.go.jp


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