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指導員養成訓練修了生の声

こちらでは、指導員養成訓練の修了生のコメントを掲載しております。
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職業能力開発研究学域(修士相当課程)修了生の声

職業能力開発研究学域(修士相当課程)については、下記のリンクをクリックしてください。
職業能力開発研究学域(修士相当課程)とは
令和4年度修了生
職業能力開発研究学域(以下、研究学域)に入校しようと思ったきっかけは何ですか?
  •  私は、もともと平面プランを手描きスケッチしたり、建築パースとして描いたりすることが好きでした。普段の建築設計の授業において、イメージした空間を正確に手描きする方法について、少し知りたいなと思っていました。そこで、建築設計時のイメージスケッチに関する研究とその教育方法に関する研究の論文を読んだ際に、自分自身でも手描きスケッチに関する研究をしてみたいと思うようになり、研究学域の入学を決めました。
  • 卒業研究がきっかけです。卒業研究では、実態調査や実験を行いました。調査結果や実験結果の考察を進める上で、研究の意義がわかり、自身の専門知識が深まっていくことが実感できました。また、試験体の加工を行っていたため、指導員として必要な技術・技能を向上することができました。これらの経験から研究学域に入学することで、さらに専門知識や技術・技能を深めことができると感じ、入学したいと思いました。
研究学域入校後大変だったことは何ですか?またそれをどう乗り越えましたか?
  •  研究学域で一番大変なことは論文を作成する作業ですが、あえて違うものを挙げるならばモチベーションの維持が大変だったように思います。研究学域は、2年間研究を行いますが、研究の期間が長いためモチベーションの維持がとても大変です。私は、モチベーションを維持するために、教授と頻繁に打ち合わせをし、自身が何を行わなければならないのかを明確にすることで、これを乗り切りました。
  • 修士論文は指導教員の指示に従っているだけでは完成しません。自発的に、能動的に行動できなければかなり苦労すると思います。私は計画的に行動することや先を見据えた行動をとることが得意ではないので、次に何をすべきかやいつまでに何をすべきかといった計画を立てることに苦労しました。そんな時は同期との進捗共有等を通して自分自身を客観的に見ることで対処しました。
  • 修士論文として研究成果を論理的にまとめることが大変でした。乗り越えることができたのは、先生の熱心なご指導のおかげだと思います。先生から自身の文章を添削してもらい、先生の文章をみて熟考し、再度自身で文章を書くという流れを、何回も繰り返し行ってもらいました。その他にも論理的に記述するために、理科系の作文技術やロジカルシンキング等の本を読んだり、論文の写経をしたりと色々なことを試しました。
研究学域への進学を検討している方へ、メッセージをお願いします!
  • 研究学域は、論理的思考力や問題解決力、計画力、忍耐力など研究に必要な能力を養うことができます。カレッジを目指す方には、大変貴重な経験になると思います。学域の入学後は、常に結果が求められ、想像よりも大変な生活になると思います。ただ、先生方が良い結果になるように支援してくれますし、やり遂げた達成感は大きく、私は学域に入学して良かったと思っています。今後のキャリアを考えて、検討してみてください。
  • 働きながら研究をするというのはかなり大変です。新規性のある研究をし、その結果を残すことが重要であるため、気の抜けない日々が続きます。しかしその反面やりがいはすごくあります。他の大学で修士を取ることも可能だが、ここでしか学べない内容が豊富にあり、2年間研究したのちの配属先での業務に活かせることが大変多いと感じました。指導員に興味があり、研究をもっとしたいという学生にはお勧めできる進学先だと思います。
令和3年度修了生
職業能力開発研究学域(以下、研究学域)に入校しようと思ったきっかけは何ですか?
  •  自身の研究を進める中で、「目標を立て、計画して実行する→結果を分析して問題点を見つけ再度計画を行う」というサイクルを繰り返すことにより、問題発見力や問題解決力、物事を客観的に見る力を伸ばせると考えたからです。またテクノインストラクターとしての自覚があいまいだったため、自分がどのようなテクノインストラクターになりたいかを考える時間が必要と感じたからです。
  • テクノインストラクターとしての働くうえで、より専門的な知識や技能を身に付けたいと考えたからです。また、卒業後の進路として大学院に進学することは視野に入れていたため、テクノインストラクターとして働きながら学位の取得が可能であることに魅力を感じました。
  • 3年生の研究室を決めた時から、研究学域でも研究を続けることによって、興味を持っていた分野のスキルを高めることが可能だと思ったからです。私の研究分野である建築環境工学は、研究範囲の裾野が広いため、建築のみならず他分野に応用することのできる技術に触れることができるのが魅力的でした。
  • 4年生の春に、外部の研究学会で初めて発表したことがきっかけです。初めは研究学域への進学は考えていなかったのですが、担当教授から研究学会で発表することを勧められ、様々な論文を知る機会を得たことにより、研究するということに興味を持つようになりました。その後も、研究を進めていく中で、研究をしているとあっという間に時間が経っていることに気付き、研究することが好きだと感じていたところ、教授から「研究学域に興味はないか」と聞かれました。そして、ぜひチャレンジしてみようと思い、進学を決めました。
研究学域入校後大変だったことは何ですか?またそれをどう乗り越えましたか?
  • 自分の研究に自信を持てなくなったことです。このようにならないために、自分の研究は何のために行っているのか、一つ一つの実験や分析は何を証明、確立するために行っているかをたびたび考えることで、自身の研究を進める意味をしっかり持つことが大事だと思いました。
  • 私の場合、研究に割ける時間が少なかったため、研究室の報告会や学会発表に向けて資料を作成する時間の確保が大変だと感じました。乗り越え方として良い選択ではありませんが、まずは睡眠時間を削って対応しました。また、報告書を作成する際に、前回の資料から引用できる内容については引用するなど、新規の内容だけを記述するように努めました。そのほか、必要に応じて年次有給休暇を利用して時間を確保しました。
  • 研修と研究を両立しなければならなかったことです。時間を効率的に活用するため、朝の時間や家での研究時間を作りながら、指導教員と相談し、計画的な研究を行いました。研究で大変なことは、思ったような動きや結果・考察を得られない時です。小さな実験を計画して、そのトライ&エラーの結果を指導教員にこまめに相談することで解決していくことができました。
  • 修士論文にまとめるには、論理的に記述しなければなりません。しかし、私にとってはその「論理的に記述し、誰が読んでも分かるように書く」ということが大変難しかったです。言い回しや単語の選択で受け取り方が大きく変わるため、正しい意図が伝わる文章にする必要があります。この問題を簡単に解決する方法はありませんでしたが、とにかく良い文章が浮かぶまで書きました。
 
研究学域への進学を検討している方へ、メッセージをお願いします!
  • 入学後は研究と研修の両立の大変さ、社会人としてのふるまいなど想像よりも大変なこともあると思いますが、今後のテクノインストラクターとしてのキャリアを築くうえで、必ず良い経験になると思います。
  • 職業大の研究学域では、自分のペースで研究を進めることができますし、極めたい分野をサポートしてくれる先生方がたくさんいます。勉強を好きな学生はもちろん、勉強を好きになりたいという学生でも挑戦してみる価値があると思います。
  • 研究によっては、実験がうまくいかず何度もやり直したり、思うような結果が出なかったり、夜遅くまで残ることがあるかもしれません。しかし、2年間研究と向き合い続けるという経験はこの機会にしかできないと思います。そしてこの2年間は、その後のテクノインストラクターとしての仕事や人生に何か変化をもたらすと思います。また、TA(Teaching Assistant)として授業を手伝うこともあるので、テクノインストラクターとして働くうえで役立つ知識も得られます。
  • 職業大には多くの研究室があります。研究分野のミスマッチを防ぐためにも、まずはホームページ等で情報を集めて、必要に応じて研究室の先生へ連絡をしてみるなど、入学前の準備を怠らないことをおすすめします。また入学後、研究の進捗が悪いときなどは、指導教員に対して、素直に研究が停滞している旨の報告をしたり、日程を調整するための相談をしたりと細かなやり取りが求められます。
  • 研究学域は学部生時代よりも高度で、勉強する内容も多岐に渡ります。そのため、学部生では得られなかった知見を得ることができ、かつ自分で考えて行動する力を養うことができます。自分のスキルや経験を積むためにも、研究学域への入学をおすすめします。
 
令和2年度修了生
職業能力開発研究学域(以下、研究学域)に入校しようと思ったきっかけは何ですか?
  • 3年生の時に行われた研究室訪問で、研究内容に興味を持ったことが最初のきっかけです。実際に研究室へ配属された後、先生と実験や考察を行うことで、研究の面白さを実感しました。その後、もう少し深く研究を続けていきたいと考え、研究学域への入校を決意しました。
  •  学生の時に講義や実習、卒業研究に取り組んだことで物事を深く考え、理解する力が身についたと実感しました。研究学域に入校し研究活動や特論を受講することで、機械分野に関する専門的な知識を習得することができると考え志望しました。また、研究室の先生方が熱心にご指導してくださり、研究活動に取り組む環境が整っていたことも決め手となりました。
  • きっかけは地元のポリテクセンターにインターンシップで行ったときのことでした。そこで、私の指導担当になった指導員の方から修士を取った方がいいと紹介していただきました。実際、その方も修士を取得しており、仕事でも役に立ったとおっしゃっていました。
  • 学生の時に、担任から職業訓練指導員になるまでのことと研究学域についての話を聞き、興味を持ったのがきっかけです。指導員の研修を受けながら修士を取るための研究をするので、厳しい道のりになると思いましたが、こんな機会はなかなかないと思い、入校を決心しました。
  • 4年生の時に研究室に配属され研究を始めたのですが、研究室の雰囲気が良く、研究も楽しく行えたため研究に興味を持ちました。また、職業能力開発大学校で勤務するにあたって有利になるであろう修士号を取得できるため、入校を決意しました。
研究学域入校後大変だったことは何ですか、またそれをどう乗り越えましたか?
  • 研究室内の報告会や発表会の準備が大変でした。報告会の度に資料作成の仕方を見てもらう機会ができたと思って、ポジティブな方向に考え方を変えることで乗り越えました。また、発表資料がある程度完成したら指導教員や後輩に相談に乗ってもらいました。意見を活かして本番に臨むことができたので、結果的に良かったと思います。
  • 専門分野ではない分野の勉強です。実験機器を動かすためのプログラミングの知識や、実験結果を客観的に論じるための統計分析を勉強することが大変でした。これらは、研究室の先輩とともに解決方法を探したり、専門分野の先生に話を聞きに行くことで解決しました。
  • 研究活動を実施する時間に限りがある中で、研究活動の成果を出し、学会発表の準備・実施や修士論文の完成をさせることです。特に研究学域1年目は職業訓練指導員になるための研修や研修後に実施される特論の受講により、時間が足りないと感じることがありました。その対策として、 現時点での研究成果をまとめて短期間で効率的に研究に取り組むための詳細な計画を立てたり、指導教員と積極的な意見交換をしたりして乗り越えました。
  • 研究活動に対するモチベーションの維持に苦労しました。思うように研究が進まないときは、同じ研究学域の仲間と話をしていました。別分野の研究でも同じような悩みを抱えている場合もあり、そういった不安をお互いに打ち明けることでモチベーションを回復させました。
研究学域への進学を検討している方へ、メッセージをお願いします!
  • 研究学域は指導員としての研修と研究の推進をマルチタスクで行うことが求められます。非常にハードな日々でしたが、やり遂げた達成感は何にも代えがたい経験になり、自信にもつながりました。特別な経験と自信をもって、職業訓練指導員としてともに働けることをお待ちしております。
  • 私自身、研究学域の2年間には、大変なこと、辛いことがたくさんありました。しかし、修士論文を完成させたときの達成感は、何物にも代えがたいものだと感じました。この達成感は、他では中々味わえないものだと思います。自分が研究学域で何をしたいのかじっくり考えて、入学を検討してください。
  • 研究学域は、学費が安く設備が充実していることが特徴です。専門分野をもう少し勉強したいとか、研究活動を続けたいという方にはまたとないチャンスだと思いますので、前向きに検討してほしいです。ただ、楽しくもあり厳しくもある2年間になると思いますので、相応の覚悟とやる気をもって研究活動に臨んでください。研究学域を修了した経験は必ずあなたの糧になるので、入学した暁には最後まで走り抜けてください。
  • 研究学域の2年間は、職業訓練指導員の研修を受けながら、勉強や研究などやることがたくさんあって大変ですが、研究をするために必要な環境がとてもそろっている場所でもあります。支えてくださる方もたくさんいらっしゃいますので、不安などもあるかと思いますが、一人で抱え込まず色々と話を聞いて検討してみてください。

訓練技法習得コース修了生の声

訓練技法習得コースについては、下記のリンクをクリックしてください。
訓練技法習得コースとは
令和4年度修了生
テクノインストラクター(職業訓練指導員)になろうと思ったきっかけは何ですか?
  •  私は今まで、機械に触れる時間が人よりも多く、そのおかげもあってか、授業や課題製作の中で、「ここを教えてほしい」「これ作れないかな」といった、頼られる場面がいくつかありました。そうした機会を重ねるごとに、人に教えることに対してやりがいと達成感を覚えるようになりました。そして、こうした経験を仕事に活かせないだろうかと考えはじめたタイミングで、テクノインストラクターの説明会があり、この職に就くことを決心しました。
  • 専門課程に通っている時、なかなかC言語が理解することができず、プログラミングの授業が苦痛でしたが、応用課程で受講したプログラミングの授業は理解しやすく、C言語に対する苦手意識を克服することができました。そのような経験を踏まえて、自身も他の人の出来ないことや、苦手な事を「できる」に変える手助けができる、テクノインストラクターになりたいと思うようになりました。
  • 専門課程時代に就職先について悩んでいた時、指導してくださっていた先生にテクノインストラクターという職業について教えていただきました。その話を聞いてから、先生方が自分に真摯に向き合ってくださる姿勢、圧倒的な知識量や技能に憧れを抱くようになりました。その後、応用課程に進学し、更に多くの先生と出会い、スキルを積むごとに、テクノインストラクターへのあこがれが強くなり、自分もなりたいと思うようになりました。
  • 元々ものづくりと教えることが好きで、いつか先生という立場になりたかったため、自分にとってテクノインストラクターは小さいころからの夢であり目標でした。日ごろから父が「テクノインストラクターを見ていたら自分もやりたいと思うようになる」と言っていたのもきっかけの一つです。
受講中、大変だったことは何ですか?また、それをどう乗り越えましたか?
  • 私は緊張してしまうと、早口になってしまう癖があります。それを一番実感したのは、訓練技法習得コース受講中に行った模擬訓練です。同期や先生に対して行う模擬訓練は、焦りと緊張でいっぱいでした。最初は相手の視線や表情を見る余裕もなく、大変でしたが、同期や先生方からフィードバックをいただくことで、だんだんと緊張の中でも落ち着くことができるようになったと思います。
  • 指導案の作成や見直し、修正などは今後施設で訓練を行っていく中で必要になりますが、初めての経験だったため、作成するのがとても大変だったことを覚えています。指導案を作成する際、指導していく内容と目標や目的を的確に指導案に記載したり、それに沿った指導内容と指導項目の選定をしたりしなくてはなりません。しかし、初めは目的や目標からずれてしまうことが多くありました。指導案を作成する中で、目標分析や作業分解の作成を行い、そこから指導内容の選定を行っていくことを教わり、それをもとに自分の課題を解決していきました。
  • レポートや指導案作成といった課題が一番大変でした。行き詰まったときは同期のメンバーで集まって意見交換や課題会をしていました。ほかにも大変なことはありましたが、仲間がいたので特段つらいとは感じず、楽しく取り組めました。
 
テクノインストラクター(職業訓練指導員)を目指す方へ、メッセージをお願いします!
  • まだ研修の身で、指導員としての仕事についてお伝えできることは少ないですが、大変な仕事であるということは確かだと思います。しかしその分やりがいもありますし、自身の成長にもつながる仕事ではないかと思います。大変といっても休みが少なかったり、毎日残業が必要だったりというわけではないので安心です。個人的な見解ですが、テクノインストラクターという職業は、今後も必要とされ続ける職業であり、それ故に非常に安定した職業でもあると思います。
  • 専門課程の電気エネルギー制御科で挑戦する事が出来る、電気工事士1種・2種、専門課程を修了することで筆記が免除になる技能検定などは、訓練を担当するうえで持っていた方が良いと感じています。大学校を修了するのに必須の資格ではなくても、挑戦した方が良いと思います。また各企業やハローワークに訪問するために車を使用するので、運転免許を取得しておいた方が良いです。その他に必要な知識は、赴任後にOJTで指導が受けられるので安心してください。
  • テクノインストラクターは大きなやりがいを感じることができる仕事です。同時に、大きな責任を伴う仕事でもあります。とても魅力的な職業なので、少しでも興味があったら自分で指導員について調べてほしいと思います。教えることが好きな人、専門的なスキルを磨きたい人、公共の仕事に就きたい人、自分の専門性が好きな人、人と関わる仕事がしたい人、ぜひ一度テクノインストラクターという仕事について調べてみてください。
  • 自分の持っている知識と先輩たちから教えていただく事全てを使って訓練を行うのがテクノインストラクターの業務だと実感しています。これからテクノインストラクターを検討する方には、自分の力を付けると同時に、相手の話を聞き、自分のものにする力と理解する力を強化してほしいと思います。そうした力を身に着けると、先輩方からの信頼も得られ、業務がスムーズになります。施設によって変わりますが、訓練だけでなく事務作業もあるので、それをこなす力も必要だと感じています。
令和3年度修了生
テクノインストラクター(職業訓練指導員)になろうと思ったきっかけは何ですか?
  •  若年者ものづくり競技大会に出場するときに、熱心に指導してくれた指導員の姿を見て、自分も指導員になりたいと思ったことがきっかけでした。指導員は一般的な教員とは違い、専門知識とキャリアコンサルティングに関する知識を有することを知り、自分もこんなプロフェッショナルになりたいと思ったことも、きっかけの一つです。
  •  建築系学部の出身ですが、ゼネコンやハウスメーカーの施工管理は性に合わないと感じていました。また、友達や後輩に頼られて勉強を教えることが多く、自分には指導員という職業が向いているかもしれないと感じ、志すようになりました。建築業界は人手不足でしが、そもそも建築業界を志す人がいても、指導する人間がいないと人手不足の解消に至らないと思い至ったことも、きっかけの一つです
  • 学生時代にお世話になった先生の姿にあこがれて、私もそのようになりたい、指導員として教える仕事をしたいと思い、指導員になろうと考えました。
  • 学生のころから友人に教える機会が多く、その際に教えるのに向いているといわれ、人に教える仕事を意識し始めました。ポリテクセンターへインターンシップに行った際、指導員の先生から向いているといわれました。また、業務の合間に色々なことを教えていただいたり、やったことがない作業を体験させていただいたりと良くしていただいたので、この職場なら楽しく仕事していけるかと思い決めました。
  • 自分が今までに得た知識、技術や経験を教えることで、多くの方の役に立つことに魅力を感じたからです。前職では現場監督としていろいろな工事現場の作業に携わりましたが、実際にものを作ることよりも自分の技術や技能を伝えることの方がより多くの方の役に立つと思い、指導員の募集があったため転職しようと思いました。
  • 人にポジティブな影響を与えたいと考えたからです。私は母や先生など多くの人に支えられて今があります。何かを勧めたりするのではなく、私を尊重して助けてくれました。とても感謝をしています。このような接し方をしてもらえている人は少ないのではと感じ、私も多くの人を支えて、その人の思う良い方向に向かう手助けをしたいと考えたことがきっかけです。
受講中、大変だったことは何ですか?また、それをどう乗り越えましたか?
  •  訓練生に対して実際に訓練を実施したことです。初めてだったので、分からないことが多く苦労しました。それでも、同期の人たちから評価を受けたり、施設の先輩指導員に相談したり等していくことで、訓練で使用するテキストや訓練の内容の改善をしていくことができました。
  • 指導案を作ることが大変でした。指導案とは訓練を指導するうえでとても大切なものである分、考えて作成しなくてはいけません。自分では理解していると思っている作業でも、訓練生に説明することを考えると一時間の訓練でも準備にとても時間がかかり、大変でした。模擬訓練の準備は、先輩指導員からのアドバイスや空き教室での練習を行い乗り越えました。
  • 指導案の作成や模擬授業が大変でした。作成の際には自分が初めて建築に触れた時のことを思い出しながら、安全に作業しなければならない点、特に説明が必要な点、カン・コツのため丁寧な説明を心がける点などを確認しながら進めることで乗り越えました。
テクノインストラクター(職業訓練指導員)を目指す方へ、メッセージをお願いします!
  •  訓練生から「ありがとうございます。」「スッキリしました。」等の言葉を頂いたときに、この職を選んでよかったと思います。常に時代のニーズに沿った訓練を展開することは難しいことですが、やり切った際には自分も訓練生も一緒に成長できる。これは指導員だけの特権だと思います。
  • 教えるということは難しいことですが、その分やりがいのあることだと思います。また、相手によく伝わるように日々試行錯誤していくことで、結果として自身の成長にもつながるはずです。教えることが好き、自身の成長につながることをしたいと思うなら、指導員を目指すのも一つの手だと思います。
  • テクノインストラクターの仕事は、訓練生のこれからの人生を左右するとても大切な仕事だと思います。テクノインストラクターになる前に、学生のうちはしっかりと講義を受け、自分の専門分野の知識をしっかり身に付けることや、指導していく上で必要な資格などの取得をするように心がけると、仕事をする上で役立つことが多いと思います。テクノインストラクターの仕事は大変なこともありますが、やりがいのある仕事だと思います。
  • テクノインストラクターは自分自身の成長、訓練生の成長の両方を見ることができ、充実感のある仕事です。どうすればより相手にわかりやすく説明できるのか、理解してもらえるかなどを検討しながら準備をすることは大変ですが、訓練生の声を聴くことが励みになり、よりよい授業にしようという意欲が湧くような素晴らしい仕事です。
  • 人助けを進んでできるような、人のために行動できる人は向いている職業なのではないかと思います。訓練をするにも就職支援をするにも、訓練受講生に誠実に向き合って考えるということが求められます。教えられるように知識・技能を高めることも求められますが、人と向き合う仕事なのだと理解して、あくまで人のためにと意識して頑張ってください。