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令和5年度 職業能力開発研究学域 修了生

職業能力開発研究学域(以下、研究学域)に入校しようと思ったきっかけは何ですか?
  • 職業訓練指導員になった後の自分のキャリアを考えたときに、修士を持っていることによって選択肢が増えると考えたため入学を決めました。また、指導員として働きながら勉学に励むことができることに魅力を感じました。
  • 私は、短期大学校に在学中、お世話になった先生に憧れ、職業訓練指導員を目指しました。そのため、専門課程の指導員になりたいという思いがあり、専門課程の担当資格を最も早く取得可能な研究学域に入学しました。また、かねてより表面性状(三次元表面性状パラメータ)と摩擦・摩耗の関係について興味があり、働きながらそれらを研究できる点や修士号を取得可能な点に魅力を感じ入学しました。
研究学域入校後大変だったことは何ですか?またそれをどう乗り越えましたか?
  • 特段大変だと感じたことはありません。ただし、自分の研究が現状どの位置にあるか、不足している点はなんなのかといった研究に対する考察や議論を常にしておかないと、学会等の場面で苦労すると思います。また、こういった考察等をしていると最終的な修士論文の作成もスムーズに行うことができると思います。
  • 修士論文の執筆が最も大変でした。一貫した研究のテーマから反れることなく序論から結びまで論ずることが難しく、誤字脱字や分かりにくい表現を修正する作業を研究とある程度並行して進めなければいけないのが大変でした。指導教員に修正箇所の指導や参考にするべき資料、本の紹介をいただくことで何とか完成させることができました。
  • 発表会の原稿や発表資料、修士論文などの作成が大変でした。学部生にいた頃に求められていたレベルとは違い、学会などに投稿するため自身の考えや手法をまとめるのが大変でした。指導教員と実験方法の検討を行ったり、論文を読み文章作成能力をできるだけ向上しようとしました。
研究学域への進学を検討している方へ、メッセージをお願いします!
  • 機構職員として、研究学域生として2つの見方をされます。機構職員として配属先で苦労しないよう指導員としての準備が必要です。同時に、研究学域生として自身の研究を進めていかなければいけません。両立が難しい場面もあると思いますが頑張ってください。
  • ものごとの遂行能力やプレゼンテーション能力、論理的な思考力など、様々な能力を養うことができます。どれも社会人として求められる能力だと思います。自己研鑽したい方にはとても良い選択肢だと思います。
  • 2年間の研究は決して楽なものではなく、成果を論文としてまとめることにはプレッシャーもあります。しかし与えられた仕事をただこなすのではなく、自分から一つの物事に対して考察と実験を繰り返すという行為は自ら考え行動する力が身につきます。また、研究成果が論文として形になるのは達成感もあります。今後の職業人生において決して無駄になることのない経験を得られるので悩まれている方はぜひ挑戦してみてください。
  • あなたの持っている能力をさらに向上させることも、新しい分野の技術技能を身につけることも、研究学域では実現できます。新しいことにチャレンジするにはそれなりの胆力が必要になりますが、あなたの目指す将来像にマッチすれば研究学域に入学するメリットは大きいと思います。