職業大を志望した理由を教えてください。
職業大を知るきっかけになったのは、高校在学中に参加した若年者ものづくり競技大会でした。高校時代からロボットやプログラミングに興味を持ち、工業高校に在籍していました。進学先として、より電子系や情報系の分野を学びたいと考え、職業大のパンフレットを見たり、オープンキャンパスに参加したりしました。そして、現代に必要な技術や知識を身につけられる電子情報分野や通信分野に興味を持ち、この電子情報専攻を選びました。
現在の仕事(業種、職種等)を選択・検討された経緯を教えてください。
職業大在学中にインターンシップ実習でポリテクセンター愛媛に行った際、ご厚意で訓練の一部を担当させていただきました。緊張もあり、うまくできない部分もありましたが、最後までやり遂げることができました。訓練の終わりに、一人の受講者から「丁寧に教えてくれてありがとうございます。」と感謝されたことは、今でも覚えています。その感謝の言葉が励みとなり、今の仕事を選択するきっかけとなりました。
職業大で学んだことが、現在の仕事にどのように活かされていますか。
現在、高知職業能力開発短期大学校で授業を担当していますが、自分が職業大で経験した実習や実験が、教える側として大いに役立っています。学生時代に体験した実験や実習を、今の学生たちにも取り組んでもらったり、もっと深く学んでおくべきだったと感じる部分を新たな教材にして提示したりしています。また、学生との対話を通じて、新しいアイデアを得ることもあり、それが私自身の成長にも繫がることが今の仕事のやりがいだと感じています。
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職業大では、講義や実習などが充実しており、多くの学びの機会に恵まれています。最初はその時間と量に苦労するかもしれませんが、それを乗り越えることで、自分の成長を実感できます。ここで得られる知識や技術・技能、そして出会う学生や教員は、将来社会で活躍する際に心強い味方になってくれるでしょう。最後に「ものづくり」に興味のある方は、ぜひ職業大で様々な分野を学んで、自分に合った進路を見つけてみてください。