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令和4年度 訓練技法習得コース 修了生

テクノインストラクター(職業訓練指導員)になろうと思ったきっかけは何ですか?
  • 私は今まで、機械に触れる時間が人よりも多く、そのおかげもあってか、授業や課題製作の中で、「ここを教えてほしい」「これ作れないかな」といった、頼られる場面がいくつかありました。そうした機会を重ねるごとに、人に教えることに対してやりがいと達成感を覚えるようになりました。そして、こうした経験を仕事に活かせないだろうかと考えはじめたタイミングで、テクノインストラクターの説明会があり、この職に就くことを決心しました。
  • 専門課程に通っている時、なかなかC言語が理解することができず、プログラミングの授業が苦痛でしたが、応用課程で受講したプログラミングの授業は理解しやすく、C言語に対する苦手意識を克服することができました。そのような経験を踏まえて、自身も他の人の出来ないことや、苦手な事を「できる」に変える手助けができる、テクノインストラクターになりたいと思うようになりました。
  • 専門課程時代に就職先について悩んでいた時、指導してくださっていた先生にテクノインストラクターという職業について教えていただきました。その話を聞いてから、先生方が自分に真摯に向き合ってくださる姿勢、圧倒的な知識量や技能に憧れを抱くようになりました。その後、応用課程に進学し、更に多くの先生と出会い、スキルを積むごとに、テクノインストラクターへのあこがれが強くなり、自分もなりたいと思うようになりました。
  • 元々ものづくりと教えることが好きで、いつか先生という立場になりたかったため、自分にとってテクノインストラクターは小さいころからの夢であり目標でした。日ごろから父が「テクノインストラクターを見ていたら自分もやりたいと思うようになる」と言っていたのもきっかけの一つです。 
受講中、大変だったことは何ですか?また、それをどう乗り越えましたか?
  • 私は緊張してしまうと、早口になってしまう癖があります。それを一番実感したのは、訓練技法習得コース受講中に行った模擬訓練です。同期や先生に対して行う模擬訓練は、焦りと緊張でいっぱいでした。最初は相手の視線や表情を見る余裕もなく、大変でしたが、同期や先生方からフィードバックをいただくことで、だんだんと緊張の中でも落ち着くことができるようになったと思います。
  • 指導案の作成や見直し、修正などは今後施設で訓練を行っていく中で必要になりますが、初めての経験だったため、作成するのがとても大変だったことを覚えています。指導案を作成する際、指導していく内容と目標や目的を的確に指導案に記載したり、それに沿った指導内容と指導項目の選定をしたりしなくてはなりません。しかし、初めは目的や目標からずれてしまうことが多くありました。指導案を作成する中で、目標分析や作業分解の作成を行い、そこから指導内容の選定を行っていくことを教わり、それをもとに自分の課題を解決していきました。
  • レポートや指導案作成といった課題が一番大変でした。行き詰まったときは同期のメンバーで集まって意見交換や課題会をしていました。ほかにも大変なことはありましたが、仲間がいたので特段つらいとは感じず、楽しく取り組めました。
テクノインストラクター(職業訓練指導員)を目指す方へ、メッセージをお願いします!
  • まだ研修の身で、指導員としての仕事についてお伝えできることは少ないですが、大変な仕事であるということは確かだと思います。しかしその分やりがいもありますし、自身の成長にもつながる仕事ではないかと思います。大変といっても休みが少なかったり、毎日残業が必要だったりというわけではないので安心です。個人的な見解ですが、テクノインストラクターという職業は、今後も必要とされ続ける職業であり、それ故に非常に安定した職業でもあると思います。
  • 専門課程の電気エネルギー制御科で挑戦する事が出来る、電気工事士1種・2種、専門課程を修了することで筆記が免除になる技能検定などは、訓練を担当するうえで持っていた方が良いと感じています。大学校を修了するのに必須の資格ではなくても、挑戦した方が良いと思います。また各企業やハローワークに訪問するために車を使用するので、運転免許を取得しておいた方が良いです。その他に必要な知識は、赴任後にOJTで指導が受けられるので安心してください。
  • テクノインストラクターは大きなやりがいを感じることができる仕事です。同時に、大きな責任を伴う仕事でもあります。とても魅力的な職業なので、少しでも興味があったら自分で指導員について調べてほしいと思います。教えることが好きな人、専門的なスキルを磨きたい人、公共の仕事に就きたい人、自分の専門性が好きな人、人と関わる仕事がしたい人、ぜひ一度テクノインストラクターという仕事について調べてみてください。
  • 自分の持っている知識と先輩たちから教えていただく事全てを使って訓練を行うのがテクノインストラクターの業務だと実感しています。これからテクノインストラクターを検討する方には、自分の力を付けると同時に、相手の話を聞き、自分のものにする力と理解する力を強化してほしいと思います。そうした力を身に着けると、先輩方からの信頼も得られ、業務がスムーズになります。施設によって変わりますが、訓練だけでなく事務作業もあるので、それをこなす力も必要だと感じています。