地域・国際・社会貢献
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令和3年度 訓練技法習得コース 修了生
テクノインストラクター(職業訓練指導員)になろうと思ったきっかけは何ですか?
- 若年者ものづくり競技大会に出場するときに、熱心に指導してくれた指導員の姿を見て、自分も指導員になりたいと思ったことがきっかけでした。指導員は一般的な教員とは違い、専門知識とキャリアコンサルティングに関する知識を有することを知り、自分もこんなプロフェッショナルになりたいと思ったことも、きっかけの一つです。
- 建築系学部の出身ですが、ゼネコンやハウスメーカーの施工管理は性に合わないと感じていました。また、友達や後輩に頼られて勉強を教えることが多く、自分には指導員という職業が向いているかもしれないと感じ、志すようになりました。建築業界は人手不足でしが、そもそも建築業界を志す人がいても、指導する人間がいないと人手不足の解消に至らないと思い至ったことも、きっかけの一つです。
- 学生時代にお世話になった先生の姿にあこがれて、私もそのようになりたい、指導員として教える仕事をしたいと思い、指導員になろうと考えました。
- 学生のころから友人に教える機会が多く、その際に教えるのに向いているといわれ、人に教える仕事を意識し始めました。ポリテクセンターへインターンシップに行った際、指導員の先生から向いているといわれました。また、業務の合間に色々なことを教えていただいたり、やったことがない作業を体験させていただいたりと良くしていただいたので、この職場なら楽しく仕事していけるかと思い決めました。
- 自分が今までに得た知識、技術や経験を教えることで、多くの方の役に立つことに魅力を感じたからです。前職では現場監督としていろいろな工事現場の作業に携わりましたが、実際にものを作ることよりも自分の技術や技能を伝えることの方がより多くの方の役に立つと思い、指導員の募集があったため転職しようと思いました。
- 人にポジティブな影響を与えたいと考えたからです。私は母や先生など多くの人に支えられて今があります。何かを勧めたりするのではなく、私を尊重して助けてくれました。とても感謝をしています。このような接し方をしてもらえている人は少ないのではと感じ、私も多くの人を支えて、その人の思う良い方向に向かう手助けをしたいと考えたことがきっかけです。
受講中、大変だったことは何ですか?また、それをどう乗り越えましたか?
- 訓練生に対して実際に訓練を実施したことです。初めてだったので、分からないことが多く苦労しました。それでも、同期の人たちから評価を受けたり、施設の先輩指導員に相談したり等していくことで、訓練で使用するテキストや訓練の内容の改善をしていくことができました。
- 指導案を作ることが大変でした。指導案とは訓練を指導するうえでとても大切なものである分、考えて作成しなくてはいけません。自分では理解していると思っている作業でも、訓練生に説明することを考えると一時間の訓練でも準備にとても時間がかかり、大変でした。模擬訓練の準備は、先輩指導員からのアドバイスや空き教室での練習を行い乗り越えました。
- 指導案の作成や模擬授業が大変でした。作成の際には自分が初めて建築に触れた時のことを思い出しながら、安全に作業しなければならない点、特に説明が必要な点、カン・コツのため丁寧な説明を心がける点などを確認しながら進めることで乗り越えました。
テクノインストラクター(職業訓練指導員)を目指す方へ、メッセージをお願いします!
- 訓練生から「ありがとうございます。」「スッキリしました。」等の言葉を頂いたときに、この職を選んでよかったと思います。常に時代のニーズに沿った訓練を展開することは難しいことですが、やり切った際には自分も訓練生も一緒に成長できる。これは指導員だけの特権だと思います。
- 教えるということは難しいことですが、その分やりがいのあることだと思います。また、相手によく伝わるように日々試行錯誤していくことで、結果として自身の成長にもつながるはずです。教えることが好き、自身の成長につながることをしたいと思うなら、指導員を目指すのも一つの手だと思います。
- テクノインストラクターの仕事は、訓練生のこれからの人生を左右するとても大切な仕事だと思います。テクノインストラクターになる前に、学生のうちはしっかりと講義を受け、自分の専門分野の知識をしっかり身に付けることや、指導していく上で必要な資格などの取得をするように心がけると、仕事をする上で役立つことが多いと思います。テクノインストラクターの仕事は大変なこともありますが、やりがいのある仕事だと思います。
- テクノインストラクターは自分自身の成長、訓練生の成長の両方を見ることができ、充実感のある仕事です。どうすればより相手にわかりやすく説明できるのか、理解してもらえるかなどを検討しながら準備をすることは大変ですが、訓練生の声を聴くことが励みになり、よりよい授業にしようという意欲が湧くような素晴らしい仕事です。
- 人助けを進んでできるような、人のために行動できる人は向いている職業なのではないかと思います。訓練をするにも就職支援をするにも、訓練受講生に誠実に向き合って考えるということが求められます。教えられるように知識・技能を高めることも求められますが、人と向き合う仕事なのだと理解して、あくまで人のためにと意識して頑張ってください。
