地域・国際・社会貢献
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令和6年度 職業能力開発研究学域 修了生
職業能力開発研究学域(以下、研究学域)に入校しようと思ったきっかけは何ですか?
- 職業訓練指導員になった後の自分のキャリアの選択肢を増やすため、修士号の取得を目指しました。また、かねてより興味のあった専門分野の研究を、指導員として働きながら進められる環境に大きな魅力を感じたことも入学の決め手となりました。
- 短期大学校時代に憧れた先生のように専門課程の指導員を目指すため、その担当資格を最も早く取得可能な研究学域を選びました。さらに、働きながら特定の研究テーマ(表面性状と摩擦・摩耗の関係など)について深く掘り下げて研究できる点も魅力的でした。
- 指導員としての資質向上を強く意識し、入学を決意しました。特に、現場で感じた疑問を深く掘り下げ、教育訓練に関する専門的な知識や、論理的な思考力を身につけることで、将来的なキャリアアップに繋がると考えたためです。
研究学域入校後大変だったことは何ですか?またそれをどう乗り越えましたか?
- 最も大変だったのは修士論文の執筆です。研究テーマから逸脱せず、序論から結論まで論理的に展開すること、また誤字脱字や表現の修正を研究と並行して進める点が難関でした。これは、指導教員から修正指導や参考文献の紹介をいただくことで、なんとか乗り越えることができました。
- 発表原稿や論文の作成は、学部時代に求められたレベルとは異なり、学会投稿基準に合わせ自身の考えや手法を論理的にまとめるのに苦労しました。これを乗り越えるため、指導教員と実験方法の検討を密に行うとともに、数多くの論文を読むことで文章作成能力の向上に努めました。
- 研究期間が2年間と限られているため、期待通りの結果が出ない時のプレッシャーは大きかったです。特に実験が計画通りに進まない時は非常に焦りましたが、指導教員にテーマや手法について柔軟に相談し、軌道修正することで、最終的に成果を出すことができました。
研究学域への進学を検討している方へ、メッセージをお願いします!
- 研究学域では、ものごとの遂行能力やプレゼンテーション能力、論理的な思考力など、社会人として必要とされる様々な能力を養うことができます。自己研鑽に励みたい方にとっては非常に良い選択肢であり、あなたの目指す将来像にマッチすれば、入学するメリットは大きいと言えます。
- 2年間の研究は決して楽ではありませんが、自ら一つの物事に対して考察と実験を繰り返すという行為は、自ら考え行動する力を身につけさせてくれます。研究成果が論文として形になった時の達成感は大きく、今後の職業人生において決して無駄になることのない貴重な経験を得られますので、悩まれている方はぜひ挑戦してみてください。
- 研究学域は、「時間をかけて一つのことを掘り下げて探求する」という貴重な経験ができる場です。ここで培った知識やスキルは、現在の学習を深めることに繋がり、キャリアの進展をさらに加速させています。得られる知見は主体的な取り組み方で大きく変わりますので、まずは一歩踏み出してみてください。
