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機械専攻

  • マシニングセンタによる機械加工
  • 自動化機器の製作実習
  • CAD/CAM実習
  • 金属薄板の深絞り成形試験
  • 精密加工実習の成果物(スライダクランク機構)
  • 農業用上肢アシストスーツ(卒業研究)

日本の機械技術は、自動車、家電、ロボット、航空機などの産業分野、および工作機械や金型などの基盤技術の分野において世界最先端であり、ものづくり立国 「日本」を支えています。グローバル化が進む今日、国際競争力に優れた機械技術の開発・発展が必要であり、明日の技術を創造し、発展・伝達していく人材が 望まれています。
機械専攻では、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学を基礎とし、そのうえで生産技術に関わる材料、設計、加工、計測、生産システム、メカトロニクス、制御、保全、管理等の分野について、講義・演習・実験・実習を体系的に組み合わせたカリキュラムを提供します。機械工学に関する技能の習得や現象の実験的・ 理論的な解明を通じて、幅広い問題解決能力を養い、さらに新製品とその生産方法を自ら創案できる設計・生産能力の基礎を習得することで、産業界が望む実践力と、生産現場で指導的役割を担うことのできる能力を兼ね備えた技術者を育成します。

学べるポイント!

  • 機械専攻の学生として必要な基礎を徹底的に学びます。
  • 充実した実習設備で専門的なものづくりに関する技術・技能を身に付けます。
  • 製造現場を模したカリキュラムで、実践的な技能・技術を身に付けます。
  • 専攻を越えた幅広い知識と現場を管理するマネジメント力や指導力を身に付けます。
  • 職業能力開発促進法に基づいて、卒業時に行われる「技能照査」により技能の質を保証します(合格者には「技能士補」の称号を付与します。)。

取得を目指す技能士

  • 2級技能士(機械系に関する職種[以下、1級も同様]、在学中に受検資格)
  • 1級技能士(技能士補の実務経験2年で学科免除、卒業後実務経験1年で受検資格)

取得できる資格等

  • アーク溶接特別教育修了証
  • ガス溶接技能講習修了証
     (東京労働局長登録教習機関安第296号 登録有効期間満了日 令和5年3月27日) 

専攻主任からのメッセージ - 市川 修 教授

市川 修 教授

次世代のものづくりを支ええる
機械技術者を目指して

機械工学は、ものづくりの基盤となる技術です。
自動車やロボットなどの機械やそれらの部品をつくるためには、
材料、設計、解析、加工、生産、制御などの機械技術が不可欠です。機械技術の歴史は古く、4回の産業革命を経て現在に至るまで常に進化を続けています。ディジタル化社会においても実体のある機械装置の重要性は変わらず、情報技術を活用した新しい機械、新しいものづくりが提案されています。
機械専攻では、実際にものづくりができるための技能・技術と、それらを人に教えることができる能力を身に付けるためのカリキュラムを用意しています。皆さんには、将来の技術革新にも十分対応できる応用力や問題解決能力を身に付け、次世代のものづくりを担う人材になっていただくことを期待しています。

カリキュラム

多くの実験・実習と充実した機器を用いて実践的な科学・技術・技能を学びます

機械専攻では、まず機械工学全般の基礎を学び、そのうえで機械設計技術、加工技術、測定技術など、ものづくりに関する基盤技術を中心とし、NC工作機械、FAシステムやロボットに必須の計測・制御、自動化技術などを学びます。これらを講義だけでなく、豊富な実験・実習により実践的な技能・技術とともに身に付けます。
さらに、グループによる総合的な課題実習を通じて、生産現場に必要な応用力や問題解決能力を身に付け、また卒業研究により、ものづくりに関する実験や理論的な評価・検証を行うことで、問題解決能力へと通じる論理的思考をできるようになります。
 

機械専攻研究ユニット紹介

ユニット名 概要
機械設計ユニット 機械設計ユニットは、機械系ものづくり分野で基礎となる機械設計や加工技術に関する研究テーマに取組むユニットです。本学における主な教育活動は、機械製図、機械設計、精密測定工学、精密加工学、二次元・三次元CAD実習、機械加工実習等の講義科目や実習を担当しています。また、機械系ものづくり分野に係る基盤技術・技能に関する教材開発や職業訓練指導員研修を行い、その分野の情報収集を積極的に行っています。
対外的な活動は、職業大が担当する各種の技能検定、技能五輪全国大会(「機械製図」職種、「精密機器組立て」職種)、若年者ものづくり競技大会(「機械製図(CAD)」職種、「フライス盤」職種)、アビリンピック(「機械CAD」職種)等への貢献を行っています。
機械加工ユニット ●ユニットの研究、専門分野について
現在の主要な研究テーマは、機械加工技能の技能の数値化と習得プロセスの見える化に関する基礎研究や機械加工における高精度・高品位加工に関する研究などを行っています。
●本学における主な教育活動の担当分野
機械加工分野における汎用機械加工、NC加工、研削加工、自動化機器製作に係る授業の実施、総合課程における学士教育・卒業研究指導や教材開発、これらに関する研究を担当しています。
●対外的な活動、貢献している分野
職業訓練指導員や民間企業の方を対象とした研修として、汎用機械加工技術や研削盤加工技術、難削材の加工技術等のコースを企画・実施しています。また、技能検定(機械加工職種)、技能五輪全国大会(フライス盤職種)、技能グランプリ(フライス盤職種)、若年者ものづくり競技大会(旋盤職種)等へ参画し支援しています。
NC・CAMユニット ●ユニットの研究、専門分野について
現在の主要な研究テーマは、プラスチック射出成形における離型抵抗の解明や離型プロセスの改善法の検討、樹脂物性における離型性への影響評価などを行っています。最新のCAD/CAM技術やNC工作機械を駆使した精密金型の設計・製作、プラスチック射出成形に関する高品位なものづくりを追求しています。
●本学における主な教育活動の担当分野
機械加工分野におけるCAD/CAM、NC加工、金型加工、射出成形、仕上げに係る授業の実施や教材開発、これらに関する研究を担当しています。
●対外的な活動、貢献している分野
職業訓練指導員や民間企業の方を対象とした研修として、射出成形金型の設計技術やCAD/CAM技術、樹脂流動解析技術、手仕上げ技能技術等のコースを企画・実施しています。また、技能検定(仕上げ職種)、技能五輪全国大会(機械組立て職種)、技能五輪国際大会選手強化事業、技能グランプリ等へ参画し支援しています。
機械保全ユニット ●生産や設備保守に携わる熟練技能者の動作を解析・評価する方法、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用した効率的な技能訓練方法、画像処理・機械学習・ロボット技術を用いた訓練教材などについて研究しています。
●指導員養成課程、指導員技能向上訓練、総合課程において、メカトロニクス工学、FAシステム工学などの講義と、シーケンス制御、CAD/CAM実習、機械加工実習などの実習、AR/VR・モーションキャプチャ活用技術などの研修コースを担当しています。
●対外的な活動として、技能競技大会(WorldSkills、技能五輪全国大会、若年者ものづくり競技大会)の競技実施、機械保全・機械検査に関連する技能検定の実施に貢献しています。
塑性加工ユニット ●ユニットの研究、専門分野について
現在の主要な研究テーマは、マグネシウム合金圧延板の冷間塑性加工に関する研究や次世代構造用金属材料の力学的特性の解明に関する研究などを行っています。各種金属材料の成形性試験や機械的特性試験、それらから得た数値を活用したシミュレーション(有限要素法解析)も行っています。
●本学における主な教育活動の担当分野
塑性加工分野における機械加工学、シミュレーション工学、精密板金加工、塑性加工実習、塑性加工演習、機械工作実習、機械工学実験に係る授業の実施、総合課程における学士教育・卒業研究指導や教材開発、これらに関する研究を担当しています。
●対外的な活動、貢献している分野
職業訓練指導員や民間企業の方を対象とした研修として、板金基礎技術、ひずみ取り技術、ひずみ測定技術、鉄鋼材料の熱処理基礎技術、表面硬化技術、単軸圧縮引張試験の基礎技術、Pythonによる実験データ処理技術等のコースを企画・実施しています。また、技能検定(工場板金(打出し板金作業・曲げ板金作業・タレットパンチプレス作業)職種、金属プレス職種)、技能五輪全国大会(自動車板金職種)、特定技能実習1号(工場板金)職種等へ参画し支援しています。
溶接ユニット ●現在、アーク溶接中に発生する紫外放射、ブルーライトや溶接ヒュームなどの有害因子およびアルミニウム合金薄板の高速溶接や鋳鉄の溶接法・施工法に関する調査・研究を行っています。
●本学における主な教育活動の担当分野
溶接ユニットでは工業材料、溶接工学、溶接施工および溶接関連実習の授業の実施や教材開発、またこれらの分野に加え労働衛生に関する研究を担当しています。
●対外的な活動、貢献している分野
職業訓練指導員や民間企業の方を対象とした研修として、被覆アーク溶接、ミグ・マグ溶接、ティグ溶接および溶接作業者の労働衛生に関するコースを企画・実施しています。また、安全衛生環境委員、JIS追補改正委員、溶接施工法委員および協会誌編集委員として各協会活動に参加し、技能五輪全国大会(電気溶接職種)、技能五輪国際大会選手強化事業にも参画・支援しています。
メカトロニクスユニット ●機械を電子制御するメカトロニクスに関して、マイコンやPLCなどのコントローラを用いてモータやエアシリンダの動きを制御する方法を中心に、ロボットや自動生産設備等への応用、およびそれらの技術の教育方法について研究しています。
●指導員養成課程、指導員技能向上訓練、総合課程においては、メカトロニクス工学、ロボット工学、FAシステム工学などの講義と、シーケンス制御、マイコン制御、油圧・空気圧制御などの実習を担当しています。
●対外的な活動として、技能競技大会(WorldSkills、技能五輪全国大会、若年者ものづくり競技大会)の選手強化やメカトロニクス職種の競技実施、およびメカトロニクスに関連する技能検定の実施に貢献しています。
構造物鉄工ユニット  鋼構造は、建築構造物や機械構造物、橋梁・プラント・造船等で利用され経済を支えています。鋼構造材料は非常に強靭で耐震性に優れ、加工性にも優れています。身近な構造物では、東京スカイツリー・あべのハルカス・大空間ドーム・長大なレインボーブリッジ・超高層ビル・商業施設・一般住宅などがあります。
 本研究室では、鋼構造設計・材料力学・材料実験・鉄骨製作施工管理、構造実験・鉄骨製作施工検証や職業訓練指導員に対する鋼構造・構造物鉄工指導員研修を行っています。また、大型地震や火災などを受けた鋼構造溶接接合部や高力ボルト摩擦接合部の疲労強度や健全性評価の学術的研究を行っています。
 技能者育成に向けて本研究室では、技能五輪全国大会「構造物鉄工」職種の競技主査、競技委員、国際大会強化委員を務め、日本の「ものづくり」を支援しています。
機械環境エネルギーユニット ●機械力学や熱流体など機械工学の基礎をふまえた新分野への展開に関する研究を推進しています。最近は、プラズマアクチュエータを用いた流体制御技術の開発やボルト頭部の変形による軸力計測システムの開発に取り組んでいます。
●総合課程では「機械工学通論」「流体力学」「機械力学」「機構学」「機械保全工学」「生産環境工学」および「機械工学実験」「機械加工実験」「CAE実習」「計測制御実習」を担当しています。また、機械振動計測やCAD・CAE解析に関する指導員研修を実施しています。
●技能五輪全国大会「機械製図」職種および若年者ものづくり競技大会「製図製図(CAD)」職種での競技委員、中央技能検委員を務めております。
福祉工学ユニット  高齢社会の急速な進展に伴い、心身の機能が低下した高齢者や心身障がい者の自立を促進し、生活の質(QOL:Quality of Life)向上のための福祉用具の開発が求められています。また、福祉分野は「新成長戦略」の1つとして位置づけられており、ライフ・イノベーションの目的実現に向けて、高齢者や障がい者に関する研究開発と福祉関連に携わるものづくり人材の育成は重要となっています。
 福祉ユニット(U40)では、高齢者や障がい者の生活を豊かにする福祉用具の研究・開発を行います。

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