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研究ユニット

キャリア形成支援ユニット

ユニットの概要
生涯にわたるキャリア形成支援

キャリア形成支援ユニットでは、人や組織、コミュニティに関する理解や支援方法をキーワードに研究を進めています。キャリア形成支援(職業能力開発)においては、仕事に就くことに焦点を当てた基礎的・汎用的能力の育成のみならず、社会の変化と共に多元化する能力の育成についても検討しています。
多元化する能力の育成に関する検討では、現在の社会システムにおける顕在的・潜在的問題を明らかにし、それら問題が発生するメカニズムを考察したり、それら問題の解決方法を検討したりします。解決方法には、さまざまな理論を用い、実証、実践はエビデンスベースで実施します。研究では、心理学、教育学、社会学などの専門知識を通して課題解決にあたります。

ユニットの担当分野

  • 職業能力開発現場におけるキャリアコンサルティング手法(コーチング、グループアプローチ、アセスメント)
  • 異なる分野の専門家との連携
  • 就職支援、需給マッチング、個人と組織(企業)の共生関係
  • キャリア形成としての職業能力開発(職業能力開発、自己理解支援、仕事理解支援、啓発的経験への支援、意思決定への支援、方策の実行への支援、新たな仕事への適応支援)
  • 人の学びや成長につながる学習コンテンツの開発・教育プログラムのデザイン方法論に関する研究

教員
主な研究テーマ

  • キャリア支援に関する研究
    21世紀初頭、変化の激しい社会状況の中で様々な領域の課題に直面し、伝統的なキャリア・カウンセリングや、キャリア・アセスメント、キャリア・プログラムの妥当性が問い直されています。キャリア支援に関する研究では、主にナラティブ手法や社会構成主義手法を用いて「インクルージョン&ダイバーシティを支援する方法」や、「生涯に渡るキャリア発達を支援する方法」について研究します。
  • 個人と組織の共生に関する研究
    変化の激しい社会状況の中では、現行の企業行動ロジックの見直しや、構築されたルーチンや信念への問い直しといったダブルループ学習が必要となります。個人と組織の共生に関する研究では、どうすれば、探査型の活動が起こりやすい環境を作れ、知識の交叉や再結合が行われやすくなるかを研究します。
  • ICTを活用した学習支援に関する研究
    技能が伝承された状態とは「移転された知識がそのまま使用されるのではなく、受け手の文脈に応じて再生産すなわち修正されて用いられる」状態です。移転された知識を使用してパフォーマンス(成果)を上げためには、多段階の支援が必要です。ICTを活用した学習支援に関する研究では、多段階の支援をマルチモーダル情報を用いて支援する方法を研究します。

  • マルチモーダル情報を用いたキャリア支援