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教員紹介

宮地 弘子Miyaji Hiroko

准教授

【准教授】能力開発応用系/職業能力開発原理ユニット

学位 博士(社会学) 筑波大学,2015
修士(社会学) 筑波大学,2010
修士(歴史学) 学習院大学,1998
学歴 筑波大学大学院人文社会科学研究科国際公共政策専攻博士後期課程修了,2015
筑波大学大学院人文社会科学研究科国際公共政策専攻博士前期課程修了,2010
学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士前期課程修了,1998
学習院大学文学部史学科卒業,1995
メールアドレス h-miyaji[$]uitec.ac.jp
専門分野 社会学,質的社会調査
ユニット研究と教員研究の関連性
職業訓練・職業能力開発の制度に関する科目の講義、及び、ものづくりを中心とした産業労働が現代社会を背景として帯びる課題に関する研究を担当
私の教育方針
先人の努力と達成に敬意を払うとともに自らの「なぜ」を大切にし、粘り強く主体的に追求する姿勢を支援します
主な研究実績等
1)主要論文
  1. 学術論文等
    1) ある「語り部」が生きた革命——ソフトウェア開発者「スピリット」の可能性と限界,語りの地平,2 : pp. 25-44.,宮地弘子,2017年

    2) 現代のソフトウェア開発現場における労働問題の背景——ライフストーリーの現象学的分析から描出する固有の常識的知識,理論と動態,6 : pp.37-55.,宮地弘子,2013年

    3) ソフトウェア開発現場における自発的・没入的労働の相互行為論的考察,社会学評論,63(2) : pp. 220-238.,宮地弘子,2012年
  2. 本校論文
  3. 学会発表・講演等
    1) ITエンジニアの働き方改革をめぐる視座の転換——「ブラック」でも自己責任でもなく,日本比較経営学会 第43回大会,宮地弘子,2018年

    2) デスマーチはなぜなくならないのか——社会学の視点がもたらすブレークスルー,組み込みシステム技術に関するサマーワークショップ 第19回,宮地弘子,2017年

    3) ソフトウェア開発エンジニアはなぜ燃え尽きるまで働くのか——「人々の社会学」の視角から,関東社会学会 第60回大会,宮地弘子,2012年

    4) ソフトウェア開発現場における自発的・没入的労働の論理——X社開発部門の現場に見る「規範的統制」を超え出る諸実践,日本社会学会 第83回大会,宮地弘子,2010年
2)著書
1)『デスマーチはなぜなくならないのか——IT化時代の社会問題として考える』,光文社,宮地弘子,2016年

2)「若者と仕事の意味」『グローカル時代の社会学——社会学の視点で読み解く現代社会の様相』(今泉礼右編),みらい,pp.83-107,宮地弘子,2010年
3)受賞
4)特許(知的財産権)
5)開発教材
6)資格
専門社会調査士
活動
1)学会活動
関東社会学会会員,2010~
日本社会学会会員,2010~
日本労働社会学会会員,2017~

2)職業能力開発
現在の研究・技術開発テーマ等
1) 日本における情報産業労働の「生産性」向上に関する社会学的研究
2) 職業訓練・職業能力開発分野におけるエスノメソドロジーの応用可能性に関する研究
受託研究・共同開発テーマ
1) 情報産業労働者に関する調査研究(共同研究),2019~
メッセージ
ものづくりも私たち一人ひとりの人生も、社会という基盤の上に成り立っています。産業構造が大きく転換し、また、個々人の価値観やライフスタイルが多様化している今、社会という「森」、ものづくりという「林」、そして人という「木」の間を往還しながら、これからのものづくりが進むべき道を考えてみませんか?